お陰さまでＣＦネッツ･グループは、今年、創立１１周年を迎えることができました！

最初は私の所有するマンションの１室で３人で始めた会社が現在の横浜本社のある港南台２１４ビルに移転し、横浜市内に拠点を増やし、更に王子、南青山、新宿と東京進出を実現し、現在は横浜本部、新杉田の磯子支店、東京銀座の東京支社、そして大阪の江坂に大阪支社の直営店と、社員総勢１００名を超え、全国に加盟店を含めて１５ヶ店にて、不動産コンサルティング業務を行っています。お陰様でＣＦビルマネジメントの管理件数は約４０００戸。また月極倶楽部では、ウイークリー、マンスリーマンションとビジネスホテルも併せ、３８拠点８５０室の運営に至り、更に拠点数を増やしつつあります。

本年も、常に「カスタマーフォーカス」（顧客に焦点を合せたコンサルティング）という企業理念を貫き、顧客第一主義という、本来、当たり前と思える概念を今後も進化させて行こうと考えています。

今年は賃貸管理システムを更に充実し、オンサイトマネジメント業務を強化して行く予定です。既に賃貸管理システムを通常の賃貸、マンスリー、ウイークリー、そしてホテルのデイリー対応が可能なように開発して、今後、センター構想によるコールセンターの充実と賃貸住宅、ウイークリー、マンスリー、ホテルとのサービス内容の格差縮小を目指し、更にサービス力を強化しつつ、当社の取り扱うすべての物件全体の稼働率の上昇を狙って行くシステム作りを行って参る所存です。

これらの開発を実際に実行するには、かなりのパワーが掛かることになりますが、当社の長年のノウハウと組織力によって、きっと、不可能は可能に出来ると信じており、現在も細かいことを着実に、コツコツと実行しています。

私の著作「成功へのこころの科学」に、「ただ見る夢は、虚構の如し。志ある夢は、現実の如し。」というのがあります。現代の日本の文化の中で、消え行く「志」というものの重要性を、私自身は強く感じており、少なからず当社の社員には、将来に向けた「志」というものを感じながら仕事に取り組んでもらうようにしています。「志」がなければ、方向性は見えてくる筈はなく、例えば、何処に行くのか行き先が分からない船に誰も乗らないのと同じように、会社が、どの方向に向って行くのか分からないのに、当然、社員はついて来られない訳で、私自身も、いつも会社の方向性を考え、それを「志」として明確にするようにしています。

また、今年からは「勝ち組倶楽部２１」という研究会も復活させることになりました。

日本全国の建設業・不動産業の復活をかける研究と、当社の創業当時行っていた経営コンサルティングにも着手して行くことになっています。我々が普段、研究してきたノウハウや技術、そして人材等を活用しながら、企業の方にも、お役に立つようなコンサルティングを実現して行こうと考えています。例えば、現在、韓国メーカーとのジョイントによって超低価格の床暖房設備を開発していますし、住宅機器、ユニットバスなどの住宅設備から、自動車に至るまでメンテナンスがし易くなる無機・無溶剤塗料とコーティング材の商品開発や、変わったところでは、ネクタイ製造メーカーとのジョイントによってオリジナルのネクタイの開発なども行ったりしています。

併せて、今年の動きで力を入れているのが、三浦三崎（下町）城ヶ島地域活性化プロジェクトがスタートすることです。具体的には、観光資源が劣化し、企業も人口も減りつつある三浦半島の最南端にある漁師街の三崎と城ヶ島の活性化を図るプロジェクトに参加することになっています。実は、既に商店街のビルを５件ほど購入しており、その中で三崎港バスターミナル前のビルをリニューアルして、澤田痴陶人の美術館を創る予定ですし、夏場に向けていろいろな楽しいイベントを企画しています。

また三崎では既に合せて８区画分の新築分譲住宅用の土地を取得し、こちらも本年中に販売する予定です。商店街を充実させて、観光資源を開発することで地域の活性化を図り、楽しく暮らせる生活環境を作りながら分譲住宅を供給し、更に魅力ある地域を民間主導で作り上げてゆくことで、従来の民間と行政のありかたを根本的に見直すことが出来るのではないかと考え、ひとつひとつ実行してゆこうと考えています。

不動産を通じて私たちができることは、まだまだ無限であると考え、今年も、また今後も積極的に新たなチャレンジをして参ります。この混沌とした日本経済の渦中においては新たなビジネスチャンスが生まれ難いと言われて久しく、また政権交代したところで過去の清算などできない訳で、まだまだ先の見えない状況は続くと私は考えています。ただ、私は、それがピンチであるとは思っていません。私たちの向う方向性は、不動産の売買などが目的ではなく、あくまで不動産の運用が目的のプロパティマネジメント会社でもあるからです。

まだまだ未熟な会社ではありますが、つねに研究開発を進め、皆さまのお役に立てる「不動産コンサルタント会社」として、飛躍し続ける努力をして参ります。

どうぞ、今後とも、相変わらずのお引き立てと、相変わらずのご支援の程、よろしくお願い申し上げます。
また末筆ではございますが、皆さまのご多幸とご健勝を、心よりお祈り申し上げます！