リーズナブルな懐石料理の銘店「三崎港「蔵」本店」独占インタビュー

【店舗情報】
店名:三崎港「蔵」本店
住所:〒238-0243 神奈川県三浦市三崎3-2-22
営業時間:平日 11:30~14:30・16:00~L.O/日曜・祝日 11:30~L.O
Tel:046-884-8551
定休日:不定休
お店の公式HP

東京・広尾の高級店で職人を店長に迎えて店をオープン

横浜から来た美食家でも知られる実業家が、東京・広尾の高級店で懐石料理を提供していた職人を店長に迎えて、この店をオープンさせた。食材は、「旬」。鮮度は「抜群」。そして、料理人は一流。その料理を包み込む食器は、日本人で初めて大英博物館に招請されて個展を開いたという「澤田痴陶人」の洗練されたデザインの伊万里焼が主。

店舗外観

店舗外観

左:カウンター席 右:澤田痴陶人デザインの伊万里焼

左:カウンター席 右:澤田痴陶人デザインの伊万里焼

お手頃価格で頂く、極上鮮度の魚介と野菜

伊勢海老の刺身盛り合わせ

伊勢海老の刺身盛り合わせ

これが銀座などなら、なかなか敷居は高いだろうが、ここは地産地消のメリットで勘定は極めてリーズナブルな上、鮮度は極上。最近では、芸能人も「お忍び」でくることも多く、ちょっとした食通が見逃す筈もない。また、メニューなどには書いていないが、最近流行りだした三崎の釣堀で釣った魚を持ちこみ、職人が料理し、こいつを肴に一杯やるのも通な遊び方らしい。

店構えの雰囲気に、物怖じすることなく、いつもの行きつけの店のように入ればいい。カウンター席とテーブル席、2階には、なんと28人まで対応可能な座敷もある。TPOに応じて、様々なシーンにも対応が可能だ。夫婦や友達同士、カウンターで楽しんでもよいし、テーブル席でのんびり過ごしてもよい。

2階は個室で、静かに楽しんでもよいし、仲間と宴会でパーっと楽しんでもよい。この店を知っているだけで、株があがること間違いなし。まずは、三崎に来たら、間違いなく訪れたいお店の一つである

地元へ戻り、日本料理の素晴らしさを広める

福本 啓太店長

福本 啓太店主

「若い頃から日本料理の職人にあこがれ、ずっと修行をしていました。前に働いていた店は高級住宅街の中にあり、近くには各国の大使館が並んでおり、芸能人や〝シロガネーゼ〟なども多く来店していました。ここで長く仕事をしていましたが、いずれ地元に戻って地元のために働く考えは常に持ち続けていました。

三崎港蔵が開店することを聞き、料理長として地元に戻ることができました。現在は自分のほかに板前が3人。それにアルバイト店員も含めて切り盛りしています」

三崎港で収穫される豊富な魚介類を日替わりで提供

刺身の盛り合わせ

刺身の盛り合わせ

季節ごとの「旬」の食材での日替わりメニューを提供できるのがこの店ならでは。三崎港では、有名なマグロのみならず豊富な魚介類が収穫され、市場にその日その日で入って来る種類も異なる。それが毎日の日替わりメニューに生かされているのである。

落ち着いた雰囲気の店内とこだわりの食器

澤田痴陶人デザインの陶器が多く飾られている店内

澤田痴陶人デザインの陶器が多く飾られている店内

蔵造りで2階建ての店舗。漁師街である三崎には、漁業関連の店舗や倉庫として利用されていた数多くの蔵造りの建物が残されている。その雰囲気を壊さないようにと作られたレプリカである。1階はカウンター6席に、テーブル席と合わせて合計24席分。2階は畳の間の和室で、30人ほどが収納可能。「大人がゆっくり楽しめる空間」がコンセプトで、落ち着いた内装が特徴だ。

店内には、食器にも使用されている澤田痴陶人デザインの陶器(伊万里焼)や、息子で陶芸家の澤田じゅんの作品が至るところに飾られている。また、東京・横浜あたりだけでなく、群馬、栃木からもこのお店を目当てにやってくる。ほぼ隣といっても過言ではない山田酒店の2階が簡易宿泊所になっていてどうもここに泊まって楽しむらしい。

一流の人々が集う、食事を本当に楽しめる空間

ウィスキーオールドパー 12年とフグ刺し

ウィスキーオールドパー 12年とフグ刺し

取材を終える頃、予約のお客さんが8人で入ってきた。聞いてみると、シーボニアにクルーザーを置いている人達だという。初老の夫婦は、この蔵ができて楽しみが増えたという。そういえば、最近、食事を本当に楽しめる店が減ったのではないだろうか。

レストランや居酒屋はチェーン店、そして、やたらと食べ放題の店が多くなり、このような人たちの生息地域が狭められているのだろう。料理長や女性スタッフとのやりとりも、本当の大人の雰囲気を感じた。

予約があれば持参した魚の調理もご対応します

城ヶ島海上釣堀Jsフィッシング

城ヶ島海上釣堀Jsフィッシング

福本「開店以来、三浦三崎への観光客の増加とともに、来客数も比例して上向きでいい傾向になってきました。この店では地元客、外来客、観光客問わず、リピーターのお客様が増えて来ています。一度来ていただいたお客様が、お客様を引きつれて来店される方も多く、慣れてくると釣りを楽しんだあとに釣った魚を持参したり、魚屋で珍しい魚を持ちこんできて調理して差し上げたりと楽しくやっています。

もちろん忙しいときにはできませんので予約して頂いています。多分、日本中探しても、当店ほど様々なお客様の要望に応えられる日本料理店はないのではないかと思います。

時間を気にせず心ゆくまで料理をご堪能ください

金目鯛の煮付け

金目鯛の煮付け

一般的な飲食店はいっぱいあると思いますが、美味しいものを食べながらゆっくりと長居ができるところはそんなにないと思います。都内の店では家賃が高い分、回転率を確保しないといけない為、だいたい2時間くらいで退店をせまられますが、うちではそんなことはありません。

「大人がゆっくり楽しめる空間」がコンセプトなので、落ち着いた内装の店内で、ゆっくり、心ゆくまで料理と楽しい時間をお過ごしください。。

自分なりの過ごし方を見つけるのも楽しみの一つ

福本 啓太 店長

福本 啓太 店主

地元のお客さんに愛されているお店ですが、最近ではわざわざ遠方から来店して頂くお客さんも増えています。隣の山田屋に泊まって、うちのお店で食事をし、隣のキャビンさんでカラオケして騒ぎ、〆は三崎港ラーメンみたいな楽しみ方も定着しつつあるみたいです。自分で食べたいものを予約し、その美味しい食べ物を食べながら、ゆっくり長居ができるところは、全国的にみてもあまりないと思います。ランチに来たお客さんが気に入ってくれて、そのあとに来店し、夕方から閉店までいた人もいます。それくらいのんびりと過ごせるのも、三崎ならではの楽しみ方じゃないかと思います」

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