東京・豊島区 マンション管理条例可決!
昨夜から今朝にかけてネットニュースで、テレビニュースで、何度か報道されていましたので耳にした方々も多いと思いますが、管理組合が機能せずに老朽化している分譲マンションの対策として、東京・豊島区は、マンションの管理の責任者を決めることや、長期の修繕計画を区に届け出ることなどを義務づける、全国でも珍しい条例案を、20日の区議会で全会一致で可決しましたそうです。
★詳しいNews記事はこちら★
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121220/t10014325951000.html
藤原の視点
どこまで機能するのか?疑問が残ります!
報道にはこうあります。「この条例では、マンションの管理の責任者を決めることや、長期の修繕計画や入居者の名簿の作成状況を区に届け出ることなどを義務づけていて、従わない場合は罰則としてマンション名を公表するということです。届け出の結果、課題が見つかったマンションには、区が専門家を派遣して支援を行うとしています。」
私たちが専門家として中古マンション選びのお手伝いをする場合、総戸数が極端に少ないマンションや、修繕積立金の積立額が少ないマンションは、選択肢から外した方が賢明です!とアドバイスしています。理由は「苦労を買うようなもの!」だから。
この条例では、老朽化が進んでいるマンションの管理者を強制的に決めて修繕計画などの作成などを行うように指導するが、それが進まない場合はマンション名を公表する! とあります。しかし、修繕計画が進まないのは管理者のなり手不足が原因では無く、そもそも、大規模修繕を行うための基金が無いか、又は集められないから進まないケースがほとんどであり、どこまで機能する条例なのか、かなり疑問に思いました。
更に、それに従わないマンション名を公表するとなれば、スラム化を加速させるようなものであり、行政が個人財産の集合体である分譲マンションに対して条例という強行法規でここまでやっても良いのかな・・?とも思いました。
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