第1話~第5話に渡って、借地権に関する基礎知識の一部についてお話して来ました。借地権の事を話し出すと、とても5話程度でお話出来る内容では無く、それだけで分厚い本一冊出来てしまう位奥が深いのですが、取り急ぎ知っておいて頂きたい事のみをピックアップし、基礎知識としてまとめさせて頂きました。借地権や底地権は相続財産の一部に含まれる場合が多く、財産を受け継ぐ側も当時の事情を全く知らない場合が多いのでその処理が難しいケースが多いのですが、そんな時に少しでもこの記事がお役に立てれば嬉しいです。
第1話:「借地権」とは建物を建てる目的で土地を借りる権利:はこちら
第2話:「借地権」+「底地権」=「所有権」となる!:はこちら
第3話:路線価図を確認すると借地権と底地権の価値が解る!:はこちら
第4話:路線価図はこのように見ていけば土地の価値が解る!:はこちら
第5話:明確なルールが無いのが借地権の特徴です!:はこちら
このシリーズの中でもお話して来ましたが、借地権という制度自体は元々古き良き日本のコミュニティーが普通に持っていた「助けあいの精神」が基本となっている権利でした。なので、四角四面な決まり事が無く、何かあればその時に話し合って解決する!という考えが基本になっていて、そのため土地賃貸借契約書を見ても核心的な部分について明確な取り決めが見つからないケースが非常に多いです。
昔はそれでも良かったのでしょうが、月日が経ち、時代が進んで土地の価値が上がり、一坪いくら?で争う時代になってから、この曖昧さが借地権を難しいものにしています。でも、基本は「話し合い」なので、その根拠となる公的な数字を把握した上で、それぞれの立場で相手方と誠意を持って話し合うのが良いと思います。
このシリーズ最終回までお読み頂きまして大変有難うございました!
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