子供がいるのか、いないのか！（「明るい相続プランニングセミナー」のここが見どころ・聞きどころ　第2話/20）

前回は相続人（財産を引き継ぐ人）と被相続人（財産を残して亡くなる人）についてお話しました。言われてみればどって事無い用語ですが、どっちがどっち？と聞くと意外と答えに詰まる方が多いのも事実です。一生に一度しか経験しないほどの希薄なイベントなので仕方ないと思います。

今日は「法定相続人」のお話です。

相続について書いてある本などを読むと、法定相続人（財産を引き継ぐ人）の項目に最初に登場するのは「配偶者がいるのか？いないのか？」がほとんどです。しかし、実務の世界では一番最初に確かめたいのが「子供がいるのか？いないのか？」なんです。

相続というイベントの基本的な考え方として、被相続人（財産を残して亡くなる人）の財産はその人から子へ、子から孫へと、次世代に受け渡されていくのが大原則で、それが逆流（被相続人の親、祖父母）する事は無い！　のですが、例外的に逆流する事もしばしば起こります。

それがどちらなのか？を判定する際のポイントとして「子供がいれば逆流なし」なので、まずは被相続人に子供がいるのか？いないのか？を確かめます。子供は親（被相続人）の法定相続人です。一人っ子ならその人が全て、兄弟姉妹がいれば、その子供たち全員が法定相続人です。これが基本中の基本となります。

その他には・・・？

これについては次回以降、ケースごとに分けて説明して行きますね！