相続人の確定②(相続財産の処分:売却)




昨日、皆さんにお話しした頭の体操・・・

如何でしたか?

さて、今日はその種あかしをして行きますね!

今回、相続コンサルを差し上げたクライアントは長男さんです。
話を聞いてみると・・・、

藤原浩行の「ネット de 不動産コンサル」

「青色☓」は既に何年も前に他界されたご家族で、今回「赤色☓」の三女さんが死去された事に伴い、その相続財産を売却するために、相談にお見えになったという事例です。

そして、差し当たりの目標は「相続人の確定」になりますが、まず皆さんの中で、この家系図を眺めて、こんな疑問を感じた方はいらっしゃいませんか?

<疑問1>
長女から始まる7人兄弟が「子供達」だとすると、その上の世代は「親達」になるよな・・・?   しかし、なんでこの家系図は「祖父・祖母」になっているのだろう? ちょっとこの家系図、おかしく無い?

もしあなたが、この疑問を持たれたのであれば、かなり目の付け所が鋭い方だと思います。

おっしゃる通り、「子」の上の世代は「親」ですから、いきなり「祖父・祖母」が出て来るのは家系図的にはおかしな話となります。

次に<疑問1>に気づかれた方の中で、このように推理した方はいらっしゃいませんか?

<推理1>
はは~ん! 一番上が「祖父・祖母」って事は、7人兄弟を「父・母世代」と読み、実はその下に「子世代(孫世代)」が、この家系図には隠れているな・・・? ひょっとすると!

もしあなたが、この点に気づかれたのでしたら・・・
おめでとうございます! あなたには、相続知識においては「上級者」称号を差し上げられます! 凄いですね!

さて、ここからは相続コンサルの実務をお話ししますね!

相続人確定作業においては・・・

<第一順位>
被相続人(今回亡くなった方)に配偶者や子供がいるか?

<第二順位>
第一順位に該当者が居ない場合、被相続人に実親はいるか?

まずこの2点をチェックします。

藤原浩行の「ネット de 不動産コンサル」

今回、三女さん(被相続人)は生涯独身のまま無くなっており、配偶者や子供は居ない・・・との話でした。又、家系図の通り、三女さんが死去した時点で、三女さんの実親も既に他界しているようです。つまり、この時点で相続人不在となります。

その場合は第三順位に進みます。

<第三順位>
被相続人(今回亡くなった方)に兄弟・姉妹はいるか?

ここでようやく、7人兄弟の検証が始まるのですが、家系図を見ると、既に5人は他界しており、残る兄弟は「長女」と「長男(今回のクライアント)」の2人となりますね!

ならば、相続人はこの2人かと言うと、実はそうならないのが相続の世界なのです!

続きは明日!

これを更に紐解いていくのが「相続人確定」コンサルなんです!

ね・・・、厄介でしょ?

そんな方々の力になるのが、不動産コンサルタントの本業なのです!

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株式会社 シー・エフ・ネッツ 相続コンサルチーム

不動産コンサルタント 藤原 浩行(CPM)

▼ fujiwara@cfnets.co.jp

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