月別アーカイブ: 2012年9月

敬老の日とタニタが取り組む再雇用

9月17日は敬老の日。
ご存知のとおり、多年にわたり社会につくしてきた年配者を敬愛し長寿を祝う日です。

トップクラスの長寿化が進み、年金の受給年齢が先延ばしされる中で、高齢世代の活用に、企業もそれぞれに独自に取り組みをしています。

宅配業最大手のヤマトHDでは、60歳で定年を迎えたドライバーに対し、本人の希望を考慮し、子会社の派遣会社への移籍を行っている。その会社では、パート勤務により幼稚園や病院のバスの送迎、その他配送業務などを行っているそうです。

そして、もうひとつユニークな取り組みを行っているのが、タニタです。
タニタといえば、社員食堂という通常コスト部門であり、福利厚生施設を収益化し、かつ、それを効果的にPRすることで、従業員満足の向上も図るという「戦略的福利厚生」で有名になった会社ですが、

同社では、60歳で定年を迎えた社員に対し、再雇用の受け入れ先としてタニタ総合研究所を設立しました。こちらは、先述の社員食堂同様、外部に委託していた業務の内製化として、ビル管理や機器リースを手がけることで、コスト削減と雇用確保を行っています。

標準利率引上げで、2013年4月から保険料が上がる!?

標準利率とは、保険契約者に約束する予定利率の目安となるもので、金融庁はこれを現行の年1.5%から年1.0%へと引き下げる見通しです。

これは、超低金利を背景にしたもので、12年ぶりの改定になります。
長期国債が1%を切る状況を続ける中で、保険会社が約束を履行できる利率二兆をするために行われた改定になります。

これに伴い、貯蓄性が高く、満期までの期間の長い保険の保険料は、各社上がる可能性が高くなりました。

これにより、保険会社各社は駆け込み需要に沸く可能性があります。

将来的な貯蓄を行う場合の積み立てたい金額に対する必要年数は下記のような数字になります。

保険の場合、こうした目標額を準備するのに、多くの場合保険会社の運用リスクによって準備することができますが、こうした保険のメリットも薄れてしまう可能性があります。